
2月15日、英国立統計局(ONS)が発表した2023年第4・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.3%減と予想を下回った。写真は昨年3月、ロンドンで撮影(2024年 ロイター/Toby Melville)
[ロンドン 15日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が15日発表した2023年第4・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.3%減と予想を下回った。
第3・四半期のGDPも0.1%減少しており、23年下期に景気後退入りしたことになる。
ロイターがまとめた第4・四半期GDPの市場予想は0.1%減だった。
イングランド銀行(英中央銀行)は景気が24年に上向くと予想しているが、低成長は総選挙を控えるスナク政権にとって逆風となる。総選挙は年内に実施される見通し。
12月のGDPは前月比0.1%減。市場予想は0.2%減、11月は0.2%増だった。
GDP統計の発表後、ポンドは対ドルと対ユーロで下落。市場では年内の利下げ観測が一段と強まった。企業からは3月6日発表の予算案に追加の支援策を盛り込むよう求める声が出ている。
ハント財務相は「英経済が改善に向かっている兆しがある」とした上で「減税を進め、企業が力強い経済をつくるというプランを堅持する必要がある」と述べた。
23年のGDPは前年比0.1%増だった。中銀は24年のGDPを0.25%増と予想している。
第4・四半期のGDPは、政府が新たな新型コロナウイルス規制を導入した21年第1・四半期以降で最大の減少を記録した。製造業、建設業、卸売業が不振だった。
1人当たりのGDPは23年の全ての四半期で減少。22年初め以降、増加していない。これは1955年の統計開始以降で最長の記録という。
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