米金融・債券市場=利回り低下、NY製造業指数の悪化で FOMCに注目

[15日 ロイター] - 米金融・債券市場では、国債利回りが低下した。15日発表されたニューヨーク州製造業業況指数が6月以来のマイナスとなったことに反応した。また、市場は週内の米連邦公開市場委員会(FOMC)に身構えている。
9月のニューヨーク州製造業業況指数はマイナス8.7と前月のプラス11.9から悪化し、6月以来のマイナスとなった。また、新規受注、支払い価格、雇用、6カ月先の業況のいずれの指数も前月から悪化した。
指標となる10年債利回りは2.6ベーシスポイント(bp)低下の4.034%となった。労働市場の軟化を示唆する一連の経済データにより、連邦準備理事会(FRB)が利下げに向け積極的になるとの見方から、利回りはここ数週間低下している。
サーチュイティのスコット・ウェルチ最高投資責任者(CIO)は「『うわさで買って事実で売る』という状況になっているかもしれない」と述べた。
トランプ米大統領はこの日もFRBのパウエル議長に対し 「大幅な」利下げを実施するよう改めて要求。ソーシャルメディアへの投稿で、パウエル議長に言及した上で「当初の想定よりも大きく利下げしなければならない。住宅市場は急騰する!!!」と投稿した。
30年債利回りは2.6bp低下の4.653%。
2年債利回りは2.3bp低下の3.535%。
2年債と10年債の利回り格差は49.7bpとなった。
CMEのフェドウオッチによると、市場は今週のFOMCでFRBが少なくとも25bpの利下げを行うとの見方を完全に織り込んでいる。50bpの大幅利下げの確率は4%とみている。
物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は、5年物が2.439%。10年物が2.366%となった。

※米国債市場

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