
写真は2020年10月、東京証券取引所前で撮影。REUTERS/Issei Kato
[東京 28日 ロイター] - 来週の東京株式市場で、日経平均株価は緩やかに上昇しレンジを切り上げる展開が想定されており、再び節目の4万円台を試す可能性もありそうだ。外為市場でドル/円が円安基調を維持していることが、輸出株を中心に支えになりやすい。物色動向としては、日銀の追加利上げを意識し金融株への買いが続くと予想されている。
日経平均の予想レンジは3万8800―4万0800円。
日経平均は3万8000―3万9000円のレンジ内での推移が続いてきたが、足元では3万9000円台をしっかりと維持し底堅い地合いとなっている。
市場では「為替が一段と円安基調となっており輸出株を支えるとみられ、日経平均は4万円台を回復する可能性もあるだろう」(松井証券のシニアマーケットアナリスト・窪田朋一郎氏)との見方が出ている。
ただ、円安は輸入株にとっては重しとなりやすく、外食や小売といった銘柄は上値の重さが意識されそうだ。急ピッチの円安進行は為替介入への警戒感を高めるため、値動きのスピードも焦点となる。
足元ではバリュー(割安)株優位の展開が続いていたが「四半期のリバランスの動きもあったとみられ、来月以降もその流れが継続するかは不透明」(国内証券・チーフストラテジスト)という。一方、日銀の追加利上げは市場にとって注目度の高いテーマで、銀行や保険など金融セクターには引き続き買いが入りそうだ。
米大統領選挙の動向も注目される。バイデン大統領とトランプ前大統領のテレビ討論会については「バイデン氏が候補として続けるか怪しい印象。他の候補者が出てくるなどの波乱があれば、リスクオフに傾きやすく注意が必要」(窪田氏)との指摘があった。
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