[クアラルンプール 22日 ロイター] - マレーシア中央銀行は22日、政策金利を3%に据え置いた。強い経済成長とインフレの安定を踏まえて現行の金利水準は依然景気支援的だとし、インフレ・成長の見通しと整合的だと説明した。
政策金利は2023年5月から3%に維持されている。据え置き決定は10会合連続で市場の予想通り。
中銀は「底堅い国内支出がけん引し、25年も経済活動の力強さが持続すると予想される」と述べた。
24年の成長率は速報値で5.1%。23年の3.6%を上回り、政府の予測レンジ(4.8─5.3%)内に収まった。第4・四半期の成長率(速報)は前年比4.8%で、第3・四半期の5.3%から鈍化した。
政府と中銀は25年の成長率を4.5─5.5%と予測している。
中銀は、世界的なコスト環境が緩和し過剰な内需圧力が見られない中、インフレは制御可能な状況が維持されると予想。国際商品価格は下落基調で目先のコスト環境は穏やかになると見込んだ。昨年、政府が補助金の打ち切りなどを実施したが、政府の政策変更がインフレに及ぼす影響は限定的との見方を示した。
通貨リンギについては、引き続き主に外部要因に左右されていると指摘。先進国との金利差縮小はリンギにとってプラスと指摘した。
キャピタル・エコノミクスのシニアアジアエコノミスト、ガレス・レザー氏は「他国の中銀は今後数カ月、着実に利下げするとみられるが、マレーシア中銀は今年、政策金利を据え置く」と予想した。
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