午後3時のドルは146円半ばで上値重い、米FOMC控え思惑交錯

ユーロが節目の1.20ドル上抜け、21年半ば以来初めて
写真はユーロと米ドルの紙幣。2025年5月撮影。REUTERS/Dado Ruvic
[東京 17日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からほぼ横ばいの146円半ばで上値が重い展開となっている。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表直前で思惑が交錯しやすく、今後の米国の利下げ見通しなどから午前中は一時下げが加速する場面もあった。
ドルは前日海外時間の流れを引き継ぎ、午前中に一時146.22円まで下落。8月14日の安値と並んだ。その後146円半ばへ持ち直したあとは売買が交錯している。
外為どっとコム総合研究所調査部長の神田卓也氏は、15日に上院が米連邦準備理事会(FRB)理事として承認したミラン氏が50bp(ベーシスポイント)よりも大幅な利下げを主張するとの思惑も一部で出ていたとし、「米FOMC直前というのが思惑がいろいろ出やすい」との見方を示した。
前日は米小売売上高などの指標が強めだったにもかかわらず、米金利が低下し、ドルが売られた。ユーロは一時1.187ドルと、約4年ぶりの高値に上昇。こうした流れが「行き過ぎ」(国内銀行の為替セールス担当者)との見方もあり、FOMCが25ベーシスポイント(bp)の利下げにとどまればドルが買い戻されるとの声も少なくない。
ミラン氏が理事として承認されて9月のFOMCから参加することになり、「将来の利下げが加速し、ドルの信認が揺らぐという漠然とした不安感」(国内シンクタンクのエコノミスト)が、ドル売りにつながっているとの見方も聞かれた。
外為どっとコム総研の神田氏は、来年5月にパウエル議長が退任した後の新体制では利下げが加速する可能性もあり、今回のFOMC後に一瞬ドルが買い戻されても、今後の利下げ見通しを踏まえれば「ドルが買われ続ける展開にはなかなかならない」と話した。

為替マーケットチーム

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