午後3時のドルは7カ月ぶり139円台、米関税懸念の下げ続く

午後3時のドルは159円半ばへ小幅安、中東情勢見極めで小動き
 3月27日、午後3時のドルは前日のニューヨーク市場終盤から小幅にドル安/円高の159円半ばで推移している。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2026年 ロイター/Dado Ruvic)
[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の139円後半で取引されている。米国の関税政策に対する懸念などから、ドルが売られる流れが続いた。
東京市場のドルは、仲値にかけて141円前半まで一時切り返したものの、実需の買いが一巡すると上値の重さが目立ち始め、午後3時前には心理的な節目だった140円台を割り込み、一時139.89円まで下落。昨年9月以来、約7カ月ぶり安値を更新した。
日中に新たな手掛かりが出回ったわけではない模様だが、関税の大幅な引き上げは米国の景気も大きく落ち込ませる可能性が高い、との見方が「株式市場を中心とする対米投資資金の引き揚げ懸念につながっている」(外銀アナリスト)という。
ドルは対円以外でも広範に軟化し、日本時間午後に対英ポンドで7カ月ぶり、対NZドルで5カ月ぶり、豪ドルでも4カ月ぶり安値を更新した。対スイスフランでも、前日につけた10年ぶり水準が目前に迫った。
対円では、週内にも行われる見通しの日米財務相会談で為替が議題となり、日本が一段の円安是正を求められるのではないか、との思惑がドル安/円高圧力になっているとの指摘も複数聞かれた。
しかし、シティグループ証券チーフFXストラテジストの高島修氏は「通貨政策以外の通商交渉の着地点がまだ遠い中で、為替レートに関してのみ、日米財務相から市場に大きく影響を与えそうな発表があるとは考え難い」として、今後数週間程度でドルが145円付近へ反発する可能性もあるとしている。

為替マーケットチーム

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab