
写真は2020年10月、東京証券取引所前で撮影。REUTERS/Issei Kato
[東京 2日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、決算発表を受けた個別物色中心の展開となりそうだ。好業績が相次げば日経平均は心理的節目の3万6500円をトライする動きとなる見通し。一方、米金利の低下基調を受けて為替の円安には一服感もみられ、日本株の上値を抑えやすいとの見方も聞かれる。下値としては、今週に付けた安値の3万5700円近辺が意識されやすいという。
日経平均の予想レンジは3万5700―3万6500円。
来週はトヨタ自動車(7203.T)、三菱重工業(7011.T)、日本製鉄(5401.T)、三菱商事(8058.T)などが主力企業が決算発表を行う予定となっている。重要な経済統計や金融政策イベントを通過して手掛かり材料が少なくなる中、企業決算を受けた個別銘柄の選別が一層進むとみられている。
市場では「好業績銘柄が多ければ日経平均は心理的節目の3万6500円を試す展開となりそうだ」(野村証券のエクイティ・マーケット・ストラテジスト、澤田麻希氏)との見方が聞かれる。日経平均は足元3万6000円を挟んでのもみ合いとなっているが、上値を追う動きとなるか注目されるという。
一方、米金利の低下を受けてドルは146円前半まで円高が進んでおり、「一段と円高が進んだ場合は日本株の上値を抑える要因になりそうだ」(国内証券・ストラテジスト)との指摘も聞かれた。
ただ、仮に下押し圧力がかかっても「今週に付けた日経平均の安値の3万5700円近辺では下げ渋るのではないか」(澤田氏)との意見もあった。最近の日本株市場では売買代金が膨らんでおり、海外勢の資金が流入しているとの指摘もある。下値では押し目買いも入りやすく、底堅さを維持するのではないか、という。
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