
2025年11月5日、中国・上海で撮影。REUTERS/Maxim Shemetov/File Photo
[28日 ロイター] - オランダの半導体製造装置大手ASML(ASML.AS)が28日発表した2025年第4・四半期の受注額は132億ユーロ(158億ドル)と、市場予想の63億2000万ユーロを大幅に上回った。人工知能(AI)向け半導体生産への投資が拡大したことで恩恵を受けた。
ASMLのクリストフ・フーケ最高経営責任者(CEO)は声明で「ここ数カ月、当社の顧客の多くは、主にAI関連需要の持続可能性に対するより強固な期待に基づき、中期的な市況に関して著しく前向きな評価を共有している」と述べた。
マイクロソフト(MSFT.O)、アマゾン(AMZN.O)、アルファベット傘下のグーグル(GOOGL.O)といったクラウド大手によるAI向けチップ需要が急増する中、ASMLの顧客である半導体メーカーも投資計画を引き上げている。
LSEGのデータによると、ASMLは26年の見通しも上方修正し、通期売上高をアナリスト予想の350億ユーロに対し、340億─390億ユーロに増加すると予想。25年売上高は327億ユーロで、26年についてはこれまで横ばいか減少すると見込んでいた。
フーケ氏は「26年もASMLの事業にとって成長の年になると想定している」と述べた。
一方、オランダと米国を中心に、全体の3.8%に当たる1700人をレイオフすると発表した。リーダーシップ層が主な対象になるという。ロジャー・ダッセン最高財務責任者(CFO)は電話会議で、今回の人員削減は絶対数では同社にとって最大規模になると述べた。
同社サイトに掲載されたフーケ氏の社内インタビューによると、30年までの長期ガイダンスは据え置く。30年の売上高は440億─600億ユーロ、粗利益率は56─60%と予想している。
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