
デンソーは6日、半導体大手のローム株の取得を検討していると発表した。写真は愛知県刈谷市にある同社の本社。2020年1月撮影。提供写真(2026年 ロイター/Denso Corporation)
[東京 31日 ロイター] - デンソー(6902.T)は31日、2025年3月期通期の連結営業利益(国際会計基準)を下方修正した。営業利益は前年比44.5%増の5500億円となる見通しで、従来予想の6920億円を1420億円下回る。4━9月期(上期)実績と下期の想定に、車両販売不振に伴う操業度差損などを反映した。
修正後の営業利益予想は、IBESがまとめたアナリスト17人の事前予想の平均値6722億円を下回っている。
松井靖副社長は会見で、下方修正の背景として部品納入先である自動車メーカー各社の中国やアジアでの車両販売の計画下振れを挙げた。特に、中国における販売減少は「おそらく長期化する」との見方を示し、現地で作業効率化や人員削減、従来型事業拠点の統廃合などを推進していくとした。
米国自動車メーカーも「『ビッグ3』を中心に少し(車両販売が)下振れ状況にある。米大統領選が終わった後どうなるかわからないが、足元は少し減速感がある」と話した。「ビッグ3」とは、フォード・モーター(F.N)、ゼネラル・モーターズ(GM.N)、クライスラーの親会社ステランティス(STLAM.MI)。
同時に発表した4━9月期連結決算では、営業利益は前年同期比18.6%増の2512億円で、4━9月期として過去最高となった。生産稼働停止の影響に伴う車両減産やアジアでの販売低迷により減収だったが、為替差益や合理化が寄与した。
*会社発表の決算要旨は以下でご覧いただけます。
白木真紀 編集:田中志保
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