コマツ、4ー6月期は10%営業減益 米関税コスト300億円縮小見込む

コマツ、22年3月期業績予想への影響は軽微 ロシア向け出荷停止
 3月30日、コマツは、2022年3月期連結業績予想へのロシア向け出荷停止の影響について、現時点で軽微と見込んでいると発表した。サンティアゴで2017年撮影(2021年 ロイター/Ivan Alvarado)
[東京 29日 ロイター] - コマツ(6301.T), opens new tabが29日に発表した2025年4─6月期の連結営業利益(米国会計基準)は前年同期比10.6%減の1403億円だった。
IBESがまとめたアナリスト6人の営業利益予想の平均値1471億円を下回った。建設機械・車両部門は販売価格の改善に努めたものの、円高の影響や販売量の減少で売上高が前年を下回った。
  26年3月期通期の連結営業利益予想は前年比27.3%減の4780億円で据え置いた。鉱山機械は足元で東南アジア最大市場のインドネシアで石炭価格が下落し、大口プロジェクトの遅れやインフラ予算削減もみられ、懸念材料となっている。国内ではレンタル車の稼働が低調で需要の押し下げ要因となっているほか、人手不足も建設業にとってのマイナス要素とみられており、今後の動向を注視する。
米関税の影響については、4月時点の見通しより支払いベースで300億円、損益影響で35億円のコスト減になると見積もった。支払いベース分の内訳は、鉄鋼・アルミ関連で135億円のコスト増とした一方、米中関税と相互関税などで435億円のコスト減を見込んでいる。
堀越健最高財務責任者(CFO)は決算説明会で、足元では米国の在庫の恩恵で関税影響が軽減されているものの「在庫がはけてくるので、第4・四半期(26年1-3月)にかけて関税のコストはだんだん増えていく。今年は相互関税の引き上げが期の途中で行われたが、(通年で賦課される)来年はもっと損益へのインパクトが大きいだろう」との見方を示した。関税を踏まえ、8月から販売価格を引き上げる方針も明らかにした。

岡坂健太郎

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