
訪韓中のマクロン仏大統領。4月2日、韓国・城南市のソウル空軍基地で撮影。聯合ニュース提供。
[ソウル 3日 ロイター] - 韓国の李在明大統領とフランスのマクロン大統領は3日、ソウルで会談した。防衛協力の強化や、イランの戦争が引き起こした経済・エネルギー危機への共同対処に向けて連携する方針を確認した。
マクロン氏は日本訪問に続き2日に韓国に到着。フランス大統領の国賓訪問は2015年以来となる。
会談終了後、李氏は「中東紛争がもたらした経済・エネルギー危機に共同で対処するため、政策に関する知見や戦略を共有することで合意した」と述べた。ホルムズ海峡を経由した安全な海上輸送ルート確保に向けた協力を含め、エネルギー安全保障の強化に取り組むことを確認したとした。
マクロン氏は、仏韓はともに主要な兵器製造国であり、防衛関係の強化に努めると説明。「われわれが目指すのは、この協力に現代的な側面を与えることだ」と述べ、共同演習や生産・重要軍事能力における協力の拡大を挙げた。
「双方とも、軍事生産においてより大きな戦略的奥行きを持ちたいと考えている」と語った。
李氏も、航空宇宙や防衛などの安全保障分野で協力をさらに拡大すると述べた。
韓国大統領府によると、両国は重要鉱物、半導体、量子技術、原子力エネルギー、風力発電などの分野で協力するための予備的な合意文書に複数署名する予定。
李氏は、2025年は150億ドルだった二国間貿易額を30年までに200億ドルに拡大することを目指すと述べた。
マクロン氏は滞在中、サムスン電子(005930.KS)、ネイバー(035420.KS)、現代自動車(005380.KS)の最高経営責任者(CEO)らと会談する予定。韓国への輸出拡大とともに、フランスの産業・技術セクターへの投資誘致を目指す。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」