
Reuters Map
[東京 8日 ロイター] - 気象庁によると、8日午後4時43分ごろ、宮崎県南部で最大震度6弱の地震を観測した。震源地は日向灘で震源の深さは30キロメートル。地震の規模を示すマグニチュードは7.1と推定されている。日向灘で同規模の地震が発生したのは約40年ぶり。
気象庁は南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を臨時に開催。「南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられる」とし、「巨大地震注意」の南海トラフ地震臨時情報を初めて発表した。同臨時情報には「巨大地震警戒」もあり、今回は「注意」とした。
岸田文雄首相は官邸で「日ごろから地震への備えの再確認、地震が発生したらすぐに避難できる準備を行っていただきたい」と国民に呼びかけた。9日に予定している長崎県への訪問、その後の中央アジアへの外遊については、被害状況や南海トラフ地震への警戒態勢の進展などを踏まえ「適切に判断したい」とした。
林芳正官房長官によると、午後6時現在で負傷者3人の報告があるという。停電や断水、通信障害などライフラインの被害情報は確認されていない。
気象庁は宮崎県と高知県、愛媛県宇和海沿岸、大分県豊後水道沿岸などに津波注意報を発出。最大で1メートル程度の津波が予想されている。
四国電力(9507.T)によると、愛媛県伊方町にある伊方原発ではこの地震による揺れを感知していない。九州電力(9508.T)も鹿児島県薩摩川内市の川内原発、佐賀県玄海町の玄海原発ともに影響はないとしている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」