[1/2]自民党の高市早苗総裁は15日夕、日本維新の会の吉村洋文代表と会談し、首相指名選挙で自身への投票を呼びかけるとともに、連立政権入りを含めた協力を打診した。会談に臨む自民党の高市総裁(右)と日本維新の会の吉村代表。10月15日、東京の国会内で撮影(2025年 時事通信)
[東京 15日 ロイター] - 自民党の高市早苗総裁は15日夕、日本維新の会の吉村洋文代表と会談し、首相指名選挙で自身への投票を呼びかけるとともに、連立政権入りを含めた協力を打診した。両党首は16日から政策協議を始めることで一致。維新は協議の結果を踏まえて20日までに協力するかどうか判断し、自民党に回答する。
高市氏は会談後、記者団に対し「首班指名の協力、一緒に政権を担ってもらう連立含みの協力をお願いしたいと率直に申し上げた」と説明。吉村氏は「協議がまとまれば高市氏の名前を書くことになる」と表明し、連立入りとは高市政権の「閣内に入ることと理解している」と述べた。
政策協議は16日に高市氏と維新の藤田文武共同代表らとの間で始める。維新の掲げる副首都構想など複数の政策を対象とし、同日に協議項目を公表するという。吉村氏は副首都構想について、首都圏に偏らず日本に「ツイン(2つ)のエンジン」を作ると強調した。
政策協議を経て、維新が自民党に回答する期限は20日。政府が臨時国会開会と首相指名選挙を想定する21日の前日に当たる。吉村氏は、政策協議がまとまらない場合の首相候補については「決まっていない」とした。
<3党党首会談は結論出ず>
自民党との党首会談に先立ち、維新は立憲民主党、国民民主党との3党首脳会談も開いた。3党は首相指名選挙で野党候補を一本化する可能性を模索しているが、この日の会談では結論が出なかった。16日以降に幹事長・国対委員長レベルの会合を調整する。
国民民主の玉木雄一郎代表は会談後、記者団に対し「歩み寄りがあったとは思うが依然として(基本政策に)隔たりが大きい」とした上で、「幹事長・国対委員長レベルで整うなら、来週月曜(20日)にもう一度党首会談をやってもいい」と語った。
立民の野田佳彦代表は、国民民主との間に隔たりがある安全保障やエネルギー政策などについて引き続き協議するとし「必要に応じて党首会談を開く」と述べた。
維新から参加した藤田共同代表によると、3党首会談で野党統一候補について具体的な話はほとんどなかったという。
維新の吉村氏は高市氏との会談後、「立憲と国民が本気でまとめるのが大事」と述べた。
竹本能文※
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