東エレク、台湾現地法人の起訴で謝罪 TSMC機密情報巡り

東エレク、台湾現地法人の起訴で謝罪 TSMC機密情報巡り
写真は東京エレクトロンのロゴ。9月、台湾・台北で開催された半導体の国際展示会「セミコン」会場で撮影。REUTERS/Ann Wang
[東京 3日 ロイター] - 東京エレクトロン(8035.T), opens new tabは3日、自社の台湾法人が国家安全法違反などで起訴されたことを受け「誠に遺憾で、極めて厳粛に受け止めており、ステークホルダーの皆さまには、多大なるご心配をおかけしたことを深くおわびする」とのコメントを発表した。
台湾では、台湾積体電路製造(TSMC)(2330.TW), opens new tabの機密情報を不正に入手したとして、東京エレクトロンの元従業員が起訴されている。台湾の検察は2日、台湾法人を国家安全法違反と営業秘密法違反で起訴したことを明らかにした。
東京エレクトロンはコメントで、起訴状では自社や台湾法人による元従業員への不適切な情報取得を促す指示などの組織的関与や、関連する機密情報の外部への流出は指摘されていないとした。業績への影響もないとしている。

岡坂健太郎

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