
中国には、ロケットブースターの上に載せられて地上から発射され、衛星軌道に滞在した後、秘密が守られた空軍基地に帰還する再利用型の無人宇宙船がある。これはまだ恐らく試験段階の技術である公算が大きいが、衛星軌道操作など軍事目的に利用される恐れがある、と複数の専門家は話している。写真は有人宇宙船「神舟18号」を乗せたロケット「長征2号」の打ち上げの様子。北西部の酒泉衛星発射センターで撮影...
[北京 25日 ロイター] - 中国は25日、地球の大気圏上空を周回する宇宙ステーション「天宮」に3人の宇宙飛行士を送り込んだ。滞在期間は6カ月。
国営メディアによると、3人の宇宙飛行士を乗せた有人宇宙船「神舟18号」はロケット「長征2号」に搭載され、北西部の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。
この6カ月間のミッションを率いるのは葉光富氏(43)。同氏は2021年10月、中国で2回目の有人ミッションで天宮に滞在した。同行する2人は 李聡氏(34)と李広蘇氏(36)でいずれも初めての宇宙飛行となる。3人とも元空軍パイロット。
2022年終盤に完成した天宮では、高度最高450キロメートルの軌道上で最大3人の宇宙飛行士が数カ月間滞在できる。運用可能期間は少なくとも15年。
中国は2021年以降、天宮へ向けて年に2回、有人宇宙船を打ち上げており、神舟18号は7回目となる。
各クルーは約6カ月滞在し、宇宙遊泳のほか、ステーションの低重力環境での科学実験などを行っている。
天宮は、米航空宇宙局(NASA)が主導する国際宇宙ステーションから何十年もの間締め出されてきた中国の宇宙開発に対する自信の象徴となっている。中国は米国の法律により、NASAとの直接・間接的な協力を禁じられている。
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