スペインの2・10年債入札、目標上限の25億ユーロ調達

ロイター編集
スペインの2・10年債入札、目標上限の25億ユーロ調達
4月19日、スペイン政府は実施した2年債と10年債入札で、合計約25億ユーロ(33億ドル)を調達した。写真はマドリードで2月撮影(2012年 ロイター/Paul Hanna)
[マドリード 19日 ロイター] スペイン政府は19日実施した2年債(2014年10月償還、表面利率3.3%)と10年債(2022年1月償還、表面利率5.85%)入札で、合計約25億ユーロ(33億ドル)を調達した。
これは15億―25億ユーロとしていた調達目標の上限で、堅調な需要が確認された。
10年債の平均利回りは1月に実施された前回入札に比べやや上昇したが、2年債、10年債とも、入札直前の流通利回りをわずかながら下回った。
2年債の入札では11億1600万ユーロを調達。平均利回りは3.463%で、昨年10月に実施された前回の3.495%をわずかに下回った。応札倍率は3.3倍で、前回の2.0倍を上回った。
10年債の入札では14億2500万ユーロを調達。平均利回りは5.743%で、今年1月に実施された前回の5.403%からやや上昇した。応札倍率は2.4倍で、前回の2.2倍を上回った。
ラボバンクの金利ストラテジスト、リチャード・マクガイア氏は「まずまずの結果で、国内勢の買いが枯渇する恐れがあるとの懸念はやや和らいだ」との見方を示した。
フォーキャストのストラテジスト、ジョー・トムキンズ氏は「入札の成功に国内勢(銀行)が大きな役割を果たしたことは間違いない。しかし、(欧州中央銀行による)2回目の長期資金供給オペ以降、やや買い疲れの兆しも見える。今後の動向には注視が必要だ」と語った。
入札結果発表後の10年債利回りは上昇し、投資家が依然としてスペインの長期的な財政持続能力に不安を持っていることが示された。
スペインは今年これまでに年間に調達が必要な資金の半分を調達しており、調達コストが高止まった場合、今後の債券発行ペースを落とすことも可能になる。
ECBのオペで多額の資金を調達したスペインの銀行がその多くを国債購入に振り向けている一方で、非居住者はスペイン債の売却を進めており、非居住者によるスペイン債の保有比率は2月時点で42%と、2カ月前の50%から大きく低下している。
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