
12月29日、ゲノムの専門家で米スクリップス研究所の所長を務めるエリック・トポル氏は、航空機の排水を検査することでウイルスの変異をより明確に把握することが可能になるとの見方を示した。 写真はCDC。ジョージア州 アトランタ で2014年9月撮影(2022年 ロイター/Tami Chappell)
[17日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)が先月公表した新型コロナウイルス検査受診の指針を巡り、米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙は17日、同センターの専門家が執筆したものではない上、専門家の反対を押し切って公表されたと報じた。内部の事情に詳しい関係筋の話という。
CDCは8月26日、新型コロナウイルス感染症の検査指針を変更し、コロナ感染者と接触しても無症状であれば必ずしも検査を受ける必要はないと提言した。 もっと見る
CDCはこれまで、感染者との濃厚接触者は全員、検査を受けることが推奨されるとの立場を取っていた。この方針の転換は医師や議員らに衝撃を与えたほか、政治的圧力に屈したとも批判されていた。
NYTがCDCの上級研究員の話として報じたところによると、関連の内部文書には「初歩的な誤り」やCDCの立場と一致しない提言が含まれていた。
トランプ政権の当局者らはNYTに対し、この文書はCDCにより作成されたもので、レッドフィールドCDC所長の意見を踏まえて修正された、と述べた。
ただNYTによると、CDCの母体である米厚生省が指針を書き直したうえ、CDCによるレビューを経ることなくウェブサイトに掲載した。
厚生省の報道官はロイターに対し、指針は常にホワイトハウスの新型コロナウイルス対応タスクフォースの医療・科学専門家らによる助言を受けていると述べた。
さらにNYTは、連邦政府筋の話として、新版の指針が18日にも公表される予定だが、CDCの許可はまだ下りておらず、厚生省が見直しを行っている段階だと報じている。
※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」