1月4日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比607円37銭安の1万9407円40銭となり、大幅続落した。写真は東京証券取引所で撮影(2019年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 4日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比607円37銭安の1万9407円40銭となり、大幅続落した。年末年始の国内休場中に米国株が下落した。米アップルが業績見通しを引き下げ、世界景気の先行き懸念が強まる中、急速なドル安/円高進行も加わり、リスク回避目的の売りが膨らんだ。下げ幅は一時700円を超えた。
騰落率は日経平均が前日比3.03%安、TOPIXが2.25%安となった。東証1部の前場の売買代金は1兆2607億円。東証33全業種中、電気・ガスと陸運を除く31業種が下落した。精密機器の値下がり率は5%を超えた。
米アップルが中国でのスマートフォン販売減速を理由に業績見通し引き下げたことを受け、3日の米国市場で同社株は10%近く下落。東京市場では村田製作所<6981.T>や太陽誘電<6976.T>といった電子部品株や、SUMCO<3436.T>など半導体関連の一角が大幅安となった。
また中国景気の先行きに対する警戒から、ファナック<6954.T>や安川電機<6506.T>などFA(工場の自動化)関連、コマツ<6301.T>など建機株が軟調。ツガミ<6101.T>、牧野フライス製作所<6135.T>など工作機械株が大きく値下がりしている。
半面、業種別指数の電気・ガスは1.83%高。電鉄株など内需の一角が底堅く推移したほか、価格競争力を強みに持つニトリホールディングス<9843.T>、イオン<8267.T>、サイゼリヤ <7581.T>などが逆行高となっている。「円高メリット銘柄に買いが入ったが、市場はデフレを織り込みにいっている可能性もある」(アイザワ証券・日本株ストラテジストの清水三津雄氏)との声が出ていた。
中国商務省は4日、米中次官級の通商協議を7─8日に北京で行うと発表。先物にショートカバーが入り、日経平均は前場中盤に下げ幅を縮小する場面があったが、前引けにかけては安値圏でのもみあいに終始した。
東証1部の騰落数は、値上がり313銘柄に対し、値下がりが1772銘柄、変わらずが43銘柄だった。
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