[東京 4日 ロイター] -
大発会となるきょうの東京株式市場で日経平均株価は大幅安となる見通し。米アップルの業績見通し引き下げなどを背景にリスク回避ムードが強まっている。国内連休中の米国株安や、一時1ドル104円台まで円高に振れた為替相場の動きで投資家心理は悪化しており、節目の2万円を下回って推移すると想定されている。
日経平均の予想レンジは1万9000円─1万9500円。
東京市場が年末年始で休場となっていた間、ダウは1月3日までの4営業日で452ドルの下落となった。中国国家統計局が発表した12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.4。業況改善・悪化の分かれ目となる50を約2年半ぶりに下回ったほか、米供給管理協会(ISM)が発表した12月の製造業景気指数も2016年11月以来の低水準となり、市場予想を下回った。
さらに米アップルが2日、中国での「iPhone(アイフォーン)」の販売減速を理由に、年末商戦を含む第1・四半期の売上高見通しを下方修正した。3日の米国市場で同社株は10%近く下落。同日のダウは660ドル安となった。
世界景気の先行きに対する警戒感が強まる中、年末年始は急速にドル安/円高も進行。一時1ドル105円を下回った。足元では107円台後半で推移している。シカゴの日経平均先物3月限清算値(円建て)は1万9370円。寄り付きの東京市場ではこの水準が意識され、大幅続落で始まる公算が大きい。
もっとも今晩には米12月雇用統計の発表が控えている。先行して発表された12月のADP全米雇用報告は、民間部門雇用者数が27万1000人増と、約2年ぶりの大きな伸びとなった。今晩の米雇用統計発表後に、悲観に傾いた市場心理がどう変化するのか注目される。
みずほ証券シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏は「2016年以来の大幅下落での大発会となりそうだ。今晩の米国株を見極めたいところだが、市場参加者はまだ少なく、先物売買に翻弄される可能性もある」とみる。
きょうは国内では主な経済指標の発表などは予定されていない。海外ではユーロ圏12月消費者物価指数速報値などが公表されるほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)の討論会参加も控えている。
前営業日終値 昨年来高値 昨年来安値
日経平均<.N225> 20014.77 24448.07 18948.58
-62.85 2018年10月2日 2018年12月26日
シカゴ日経平均先物3月限 19370(円建て)
長田善行
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