
日銀が25日に公表した6月の企業向けサービス価格指数速報は前年比で3.2%上昇し、前月比では0.1%低下した。写真は東京都内の様子。2021年8月、東京で撮影(2025年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)
[東京 25日 ロイター] - 日銀が25日に公表した6月の企業向けサービス価格指数速報は前年比で3.2%上昇し、5月の3.4%からは減速した。前月比では0.1%低下した。2カ月連続での前月比下落は2021年8─9月以来。日銀は今後とも「足元の物価の基調を注視する」としている。
内訳をみると、諸サービスは、全体で前年比4.0%上昇だったが、前月の4.6%から伸びが縮小した。そのうち宿泊サービスは7.5%上昇したものの、5月の16.5%上昇から伸び率が大幅に鈍化した。日銀の担当者は、インバウンドの外国人旅行者数が頭打ちになっていることが最大の要因とみている。
広告は同1.9%上昇、金融・保険は1.5%上昇、不動産も2.5%上昇したがいずれも前月より伸び率が鈍化した。
一方、リース・レンタルは2.6%、情報通信2.7%ともに、前月より伸び率を拡大した。
東短リサーチ社長でチーフエコノミストの加藤出氏は「今後とも物価と賃金の好循環を達成できるかはサービス価格がカギを握っている」とし「基調的なインフレの見通しが確認できれば、日銀は10月にも動くだろう」との見方を示している。
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