五輪=米選手、トランプ大統領の「真の負け犬」批判をバネに演技

五輪=米選手、トランプ大統領の「真の負け犬」批判をバネに演技
ミラノ・コルティナ冬季五輪のフリースタイルスキー男子ハーフパイプ決勝に出場したハンター・ヘス(写真)が20日、トランプ米大統領から「真の負け犬」と批判されたことをモチベーションに変えて、競技に臨んだと述べた(2026年 ロイター/Imagn Images)
[リビーニョ(イタリア) 20日 ロイター] - ミラノ・コルティナ冬季五輪のフリースタイルスキー男子ハーフパイプ決勝に出場したハンター・ヘス(27、米国)が20日、トランプ米大統領から「真の負け犬」と批判されたことをモチベーションに変えて、競技に臨んだと述べた。
米国ではトランプ政権による強硬な移民取り締まりを巡り、先月、ミネソタ州ミネアポリスで市民2人が移民・税関捜査局(ICE)捜査官に射殺される事態に。同国のさまざまなスポーツ関係者が懸念を示すなか、ヘスは米国旗を身につけているからといって、自身がそこで起きているすべてのことを代表しているわけではないとコメント。
これに対し、トランプ米大統領は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」で、「米五輪スキー選手のハンター・ヘスは真の負け犬。冬季五輪で自国を代表していないと言っている。もしそうならば、そもそも代表選考を受けるべきではなかったし、彼が代表に選ばれたのは残念」などと批判した。
ヘスは20日、1本目を終えた後にテレビカメラに向かって、指で「L」を作り額にかかげた。そして「どうやら私は負け犬らしい」と笑顔で報道陣にコメント。トランプ米大統領らからの批判は煩わしかったとしつつ、「ここに来るために本当に努力してきた。この瞬間のために人生をかけてきた」と述べ、批判をさらなるモチベーションに変えたと語った。
競技後には「私は米国を愛している。当初からそう言っていたつもりだが、そう受け取らなかった人もいたようだ。しかし、チームUSAを代表できて本当に光栄に思っている」とも話した。

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