
写真はアンソロピックのロゴ。3月撮影。REUTERS/Dado Ruvic
[ニューヨーク 5日 ロイター] - 人工知能(AI)新興企業アンソロピックは5日、金融業務に特化した10種類のAIエージェントを発表した。金融サービス業界への進出を一段と加速させた形だ。
銀行や保険会社などの多岐にわたる業務を効率化できるソフトウエアで、ピッチブック(提案資料)の作成、財務諸表の監査、クレジットメモの草案作成などが可能という。
自社のAI「クロード」が金融業務を行う際にアクセスできるデータソースの拡充も発表した。
アンソロピックは金融向けAIの開発構想を明らかにしてからまだ1年も経たないが、事業を急速に拡大しており、ゴールドマン・サックス(GS.N)、ビザ(V.N)、シティグループ(C.N)、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N)などが同社の製品を採用している。
一方で、アンソロピックの企業向け業務自動化の推進は、既存のビジネスを破壊または代替するとの懸念から、金融、法務、ソフトウエア関連の幅広い銘柄に売り圧力をかけている。
同社は、顧客を置き換えるのではなく、顧客の成果を向上させたいとしている。
同社によると、新たな10種類のAIエージェントは、自社の「クロード・コード」と「コワーク」製品に組み込めるほか、各企業の方針やスタイルに合わせてカスタマイズできるという。
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