
写真は高市首相。2025年12月、東京証券取引所で撮影。REUTERS/Kim Kyung-Hoon
[東京 30日 ロイター] - 大納会の東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比187円44銭安の5万0339円48銭で取引を終えた。前日の米株安が重しとなったほか、年末休暇前のポジション調整で朝方は売りが先行した。ただ、売りが一巡した後はもみ合いが継続した。大納会で商いは低調となり、指数の方向感は出づらかった。
2025年の日経平均は年間で26.18%(1万0444円94銭)上昇し、年末終値で最高値を更新した。東証株価指数(TOPIX)は22.41%(624.05ポイント)上昇。TOPIXも年末終値で最高値を更新した。
大納会の日経平均は前営業日比214円安でスタートした後、一時327円安まで下げ幅を広げた。指数寄与度の大きい銘柄の一角が売られ相場の重しとなったが、次第に下げ幅を縮小。後場には一時プラス転換する場面もあった。物色面では貴金属価格の下落を受けて非鉄金属株に利益確定売りが出た半面、電子部品関連はしっかりだった。
大引けにかけては5万0300円台を軸に一進一退の展開が継続。年末年始の休場を控えて積極的な売買は限定的となった。
市場では「朝方は300円以上値下がりする場面もあったが、下がったところでは買いたいという投資家が多いのが印象的で、足元の日本株は下値が堅い」(山和証券の調査部部長・志田憲太郎氏)との声が聞かれた。
志田氏は「来年以降もAI(人工知能)関連がテーマになりやすく、特にインフラ系に物色が向かうのではないか」とみている。堅調な企業業績を背景に、株価の上昇基調は続くとの予想が示された。
TOPIXは0.51%安の3408.97ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.51%安の1755.99ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は3兆7436億7200万円だった。東証33業種では、鉱業、精密機器、海運など4業種が値上がり。証券、商品先物取引、非鉄金属、その他製品など29業種は値下がりした。
新興株式市場でグロース250指数は1.07%安の675.21ポイントと、6営業日ぶりに反落した。
個別では、ソフトバンクグループ(9984.T)、アドバンテスト(6857.T)が下落。信越化学工業(4063.T)やフジクラ(5803.T)も安い。東京エレクトロン(8035.T)、ファーストリテイリング(9983.T)は小幅高。一方、富士通(6702.T)やディスコ(6146.T)は上昇。主力のトヨタ自動車(7203.T)、任天堂(7974.T)は値下がりした。
プライム市場の騰落数は、値上がり356銘柄(22%)に対し、値下がりが1194銘柄(74%)、変わらずが54銘柄(3%)だった。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」