
世界最大の資産運用会社ブラックロックは、国債に対するスタンスを引き下げ、株式を選好する姿勢を示した。写真は1月28日、ニューヨーク証券取引所前で撮影(2021年 ロイター/Mike Segar)
[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種(.SPX)とナスダック総合(.IXIC)が反発し、終値での過去最高値を更新して取引を終えた。利下げ見通しの手掛かりを得ようと米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に関心が集まる中、ハイテク株に買いが入った。
人工知能(AI)関連の大型株への買いを追い風に、ナスダックが1%超上昇。ダウ工業株30種(.DJI)はほぼ横ばいで引けた。
半導体株(.SOX)がアウトパフォームした一方、エネルギー(.SPNY)や主要消費財(.SPLRCS)、住宅建設(.SPCOMHOME)は下落。米抵当銀行協会のリポートによると、先週の住宅ローン需要は金利の低下にもかかわらず4.7%減少した。
USバンク・ウェルス・マネジメントの資本市場調査責任者ビル・メルツ氏は「AI分野に関連した取引発表が次々と行われており、積極的な成長というテーマが続いている」と述べた。
米政府閉鎖が8日目に入り、公式経済指標の発表が行われない中、市場の関心は米連邦準備理事会(FRB)が公表した9月16─17日のFOMC議事要旨や、来週始まる第3・四半期決算シーズンに集まった。
議事要旨によると、大半の当局者は雇用市場への下振れリスクが高まり、利下げが正当化されるという見解で一致した。同時に、インフレが目標の2%を上回って推移し、関税措置を巡る不確実性が続いている状況を踏まえ、「参加者の大多数はインフレ見通しの上振れリスクを強調した」という。
金価格の高騰を受け、金鉱山大手ニューモント(NEM.N)が1.7%高、ゴールド・フィールズが3.7%高となった。
パソコン大手のデル(DELL.N)は複数の証券会社による目標株価引き上げを受けて9.1%上昇した。
「空飛ぶクルマ」開発のジョビー・アビエーション(JOBY.N)は8.1%安。7日に直近終値を10.9%下回る水準で5億1400万ドル相当の株式を売却したことが重しとなった。
半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)(AMD.O)は11.4%高で3日続伸。週初からは43%超上昇している。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄が値下がり銘柄を1.74対1の比率で上回った。ナスダックでも1.81対1の比率で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は207億株。直近20営業日の平均は196億3000万株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります ※米国株式市場
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」