
米ニューヨーク証券取引所。2008年撮影(2026年 ロイター/Chip East)
[30日 ロイター] - 米国株式市場は続落して取引を終えた。米顧客管理ソフト大手セールスフォース(CRM.N)が前日発表した業績予想が嫌気され、テクノロジー株が下げを主導。ナスダック総合(.IXIC)は1%超下落した。
セールスフォースは19.7%の大幅安。29日発表した第2・四半期(5―7月)売上高・利益見通しは、いずれも市場予想に届かなかった。
この日発表された第1・四半期の国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比1.3%増と、速報値の1.6%増から下方改定された。小売売上高と設備投資の軟化を反映した。
ネーションワイドの投資調査責任者マーク・ハケット氏は「通常、GDPが下方改定されれば景気が減速し、米連邦準備理事会(FRB)の仕事が終わって利下げが可能になることを示すため、市場は上昇するはずだが、きょうの反応はそうなっていない」と指摘。
その上で、過去6週間にわたって上昇してきたことを踏まえると健全だとし、当面はある程度の調整や横ばいの動きが見込まれると述べた。
GDP統計を受け、米国債利回りは低下。CMEグループのフェドウオッチによると、9月に少なくとも25ベーシスポイント(bp)の利下げが実施される確率は統計発表前の48.7%から50.4%に上昇した。
IT大手のHP(HPQ.N)は17%急伸。四半期売上高が予想を上回った。
電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O)は1.5%上昇。高度な運転支援機能「フルセルフドライビング(FSD)」ソフトウエアを今年展開する計画に向けて、中国当局への登録準備を進めているというロイター報道が材料視された。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.57対1の比率で上回った。ナスダックでも1.41対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は121億株。直近20営業日の平均は123億9000万株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります ※米国株式市場
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