[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標 17時05分 101*16.50 3.0473% <US30YT=RR 銘柄) > 前営業日終 101*05.00 3.0660% 値 10年債(指標銘 16時58分 99*19.00 2.9223% <US10YT=RR 柄) > 前営業日終 99*12.50 2.9460% 値 5年債(指標銘 17時05分 99*24.75 2.7991% 柄) 前営業日終 99*22.25 2.8160% 値 2年債(指標銘 17時05分 99*28.75 2.5533% 柄) 前営業日終 99*27.50 2.5740% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物9月 143*21.00 143*09.00 限 Tノート先物9月 119*19.00 119*14.00 限 米金融・債券市場では、国債利回りが1週間ぶりの低水準を付けた。米国が中国製品 に対する輸入関税の導入を発表したことを受け、貿易戦争が経済成長への足かせになると の懸念が高かまった。 トランプ米大統領はこの日、中国からの総額500億ドルに上る知的財産権およびハ イテクに関連する製品に対し25%の輸入関税をかけると発表。中国もこれに対し、総額 500億ドルの659品目の米製品に対し25%の輸入関税を課す対抗措置を発表した。 キャンター・フィッツジェラルドの金利ストラテジスト、ジャスティン・レデラー氏 は「幾分リスクオフ取引となり、米債価格の上昇に寄与した」と述べた。 指標10年債 は10/32高、利回りは2.910%。 米債はまた、ユーロ債価格の上昇に追随。レデラー氏は「前日の欧州中央銀行(EC B)の政策決定とドラギ総裁のコメントを受けた動きが継続している」と述べた。 ECBは前日、債券買い入れプログラムを年内に終了すると発表。金利については来 夏にかけて現行の水準にとどまるとの見通しを示したことを受け、市場が織り込むECB の利上げ時期予想は後ずれした。 米連邦準備理事会(FRB)が今週開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上 げを実施しつつも、均衡の取れたトーンを打ち出したことは米債相場への追い風となった もよう。 ウェルズ・ファーゴのシニアストラテジスト、ボリス・リャビンスキ氏は「FRBは 緩やかなペースでのアプローチを取る方針を再表明した。同時に、インフレ率が目標を多 少上回ることを過度に懸念している様子も示さなかった」と指摘した。 日銀はこの日、物価の現状判断を「ゼロ%台後半」に下方修正。黒田東彦総裁は物価 が想定通りに上がらない要因について、企業や家計に残るデフレ心理とともに企業の生産 性向上が背景にあるとの見方を示した。これを受け、日銀が金融危機時の緩和解除でFR BやECBよりも立ち遅れるとの見方を支える格好となった。 <ドル・スワップ・スプレッド> LAST Change U.S. 2-year dollar swap spread 26.75 (unch) U.S. 3-year dollar swap spread 22.50 (+0.25) U.S. 5-year dollar swap spread 14.25 (unch) U.S. 10-year dollar swap spread 6.25 (-0.25) U.S. 30-year dollar swap spread -6.25 (-0.50) (い)
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