[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘 15時37分 98*29.00 3.0560% 柄) 前営業日終値 97*16.00 3.1290% 10年債(指標銘柄 15時36分 99*12.00 2.8226% ) 前営業日終値 98*21.00 2.9070% 5年債(指標銘柄 15時37分 100*00.00 2.6248% ) 前営業日終値 99*21.25 2.6980% 2年債(指標銘柄 15時31分 99*30.00 2.2828% ) 前営業日終値 99*28.00 2.3160% 清算値 前日終値 コード Tボンド先物6月限 144*24.00 143*16.00 Tノート先物6月限 120*16.50 119*30.50 米金融・債券市場では、トランプ米大統領が中国による知的財産権の侵害に対抗する 制裁措置に関する大統領覚書に署名したことを受け、貿易戦争への懸念からリスク選好度 が低下し、安全資産とされる米国債に対する需要が増大した。 トランプ氏が署名した米大統領覚書は中国の知的財産権侵害を巡り最大600億ドル 規模の中国製品に対し関税を課すことを目指すもの。ただ、先ず米通商代表部(USTR )がハイテク製品を中心に約1300品目にのぼるとみられる対象製品の品目リストを作 成し、その後、審査期間を経た上で関税措置が発動されるため、ロビイストや議員により 内容が薄められる可能性もある。 シーポート・グローバル・ホールディングス(ニューヨーク)のマネジング・ディレ クター、トム・ディ・ガロマ氏は「さまざまな関税措置を巡り先行き不透明感が高過ぎる 状況になっている」としている。 株安も国債需要の押し上げ要因となり、午後の取引で10年債は18/ 32高となっている。利回りは2.841%と、前日終盤の2.907%から低下した。 2年債と10年債の利回り格差は55ベーシスポイント(bp)と、 58bpから縮小している。 米連邦準備理事会(FRB)は前日までの2日間の日程で開いた連邦公開市場委員会 (FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を25ベーシスポイント( bp)引き上げ1.50─1.75%とすることを決定。年内は今回を含めて合計3回の 利上げが実施されるとの予測を維持した。 市場では年内は合計4回の利上げがあるとの予測が示される可能性があるとの見方も 出ていたため、FRBがタカ派傾向を強めるとの観測が後退。キャンター・フィツジェラ ルドの金利ストラテジスト、ジャスティン・レデラー氏は今回のFOMCについて、「一 部では年内4回の利上げ予測が示されるとの見方も出ていた。現在でもそうした可能性は あるが、結果は現状維持だった」としている。 イングランド銀行(英中央銀行)はこの日、政策金利を0.50%に据え置くことを 決定した。ただ決定は7対2で、予想外に2人の委員が利上げを支持。これを受け、英中 銀は5月に利上げに踏み切るとの観測が高まっている。 <ドル・スワップ・スプレッド> LAST Change U.S. 2-year dollar swap spread 32.00 (+0.50) U.S. 3-year dollar swap spread 27.25 (+0.50) U.S. 5-year dollar swap spread 15.25 (+0.25) U.S. 10-year dollar swap spread 4.00 (unch) U.S. 30-year dollar swap spread -14.25 (+0.25) (い)
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