8月4日、日本政府の交渉官はTPP交渉でニュージーランドが乳製品に関して着地点を真剣に見いだそうという意志があるなら、日本は同国と交渉を続けると述べた。写真はハワイで会見に出席した甘利担当相(左)とフロマン米通商代表部代表、7月撮影(2015年 ロイター/Marco Garcia)
[東京 4日 ロイター] - 環太平洋連携協定(TPP)の交渉にあたっている日本政府の交渉官は4日、ロイターに対し、TPP交渉でニュージーランドが乳製品に関して着地点を真剣に見いだそうという意志があるなら、日本は同国と交渉を続けると述べた。
TPP交渉の閣僚会合は7月31日、合意に至ることなく4日間の協議を終えた。甘利明TPP担当相は終了後に、あと1回閣僚会合を開けば決着するとの見通しを示し、8月末までに次回会合を持とうというのが12カ国の共通認識だと述べた。
また、同担当相は4日の会見で、TPP交渉では「一部の国が不可能な数字を各国に振りかざしている」と述べ、名指しを避けたものの、乳製品の市場開放を要求しているニュージーランドの姿勢が交渉の進展を妨げていると批判した。
こういった同国の姿勢について同交渉官は、TPP交渉の中で、他の参加国は現実的な話をしているのに、ニュージーランドだけ本音の話をしていない、と述べた。
次回会合については「成功が見いだせるような状況にしてから開かないといけない」とし、9月に入ってからになってもやむを得ないとの考えを示した。
そのうえで、もし次回の閣僚会合で大筋合意成立に失敗した場合、参加国はやる気をなくし、交渉自体が漂流しかねないとの懸念を示した。
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