欧州の燃料需要は縮小へ、景気低迷や温室ガス削減目標など影響

ロイター編集
欧州の燃料需要は縮小へ、景気低迷や温室ガス削減目標など影響
 9月18日、製油業界によると、欧州で今年大きく増えている燃料販売が今後も続く公算は小さそうだ。仏ニースのガソリンスタンドで2014年12月撮影(2015年 ロイター/Eric Gaillard)
[ブリュッセル 18日 ロイター] - 製油業界によると、欧州で今年大きく増えている燃料販売が今後も続く公算は小さそうだ。各国の温室効果ガス削減目標、バイオ燃料政策、低迷する欧州経済が背景にある。
原油価格が数年ぶりの安値となったことで、イタリアやフランス、スペイン、英国では6─7月、ガソリン需要が予想外に膨らんだ。今年1―6月のディーゼル油販売は、ほぼ毎月増加した。
ガソリンの主要輸出先である米国やインドでの消費拡大と相まって、苦境にある欧州製油業界の今年の売り上げは、少なくとも2012年以来の高水準となっている。
しかし、各社は好業績が繰り返されるとは考えていない。英石油大手BPのピーター・メイサー欧州地域副社長は、「欧州連合(EU)圏での需要縮小は続くと予測している」と述べた。過去1年の製油業界の好調な売り上げにもかかわらず、「欧州の製油業者が直面している構造問題が解消したとの甘い考えを持ってはならない」と警告した。 また、ノルウェー・スタトイルの資産運用最適化マネジャーも、「需要は伸びていない。中長期的にも縮小するとみている」と明言した。

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