五輪=冬季初のトランスジェンダー選手、自認と異なる女子種目で出場

五輪=冬季初のトランスジェンダー選手、自認と異なる女子種目で出場
写真はフリースタイルスキーの女子モーグル予選に出場するスウェーデン代表のエリス・ルンドホルム。2月11日、リビーニョ・エアリアル・モーグルパークで撮影。REUTERS/Dylan Martinez
[リビーニョ(イタリア) 11日 ロイター] - 冬季五輪の出場選手として初めてトランスジェンダーであることを公表しているスウェーデン代表のエリス・ルンドホルム(23)は11日、ミラノ・コルティナ大会でフリースタイルスキーの女子モーグル予選に出場後、若いアスリートらに向けて「自分らしく、自身が望むことをやってほしい」と呼びかけた。
ルンドホルムは女性として生まれたが、自身を男性であると自認している。今大会では女子カテゴリーに出場するため、遺伝子検査や、トランスジェンダー選手参加を巡る国際オリンピック委員会(IOC)の指針変更に伴う出場資格への影響はない。
トランスジェンダーを公表している五輪選手としては、重量挙げのニュージーランド代表ローレル・ハバードが2021年の東京大会で女子87キロ超級に出場。13年に性別適合手術を受けるまでは男子部門に出場しており、出生時の性別とは異なるカテゴリーで競技する初のアスリートとなった。
スポーツ分野での性別を巡る議論についてルンドホルムは「あまり考えたことがない。ただスキーをしているだけだ」として、深入りしたくないと語った。国際スキー・スノーボード連盟(FIS)による遺伝子検査の義務化計画については「誰もが公平に競技できることを望んでいる」と述べた。
ルンドホルムは予選25位で決勝進出を逃した。

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