
アラブ首長国連邦(UAE)は16日、米国のエネルギー分野への投資額を今後10年間で4400億ドルに増やす計画だと発表した。アブダビで16日撮影U(2025年 ロイター/Brian Snyder)
[ドバイ 16日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)は16日、米国のエネルギー分野への投資額を今後10年間で4400億ドルに増やす計画だと発表した。
アブダビ国営石油会社(ADNOC)のスルタン・アル・ジャベール最高経営責任者(CEO)が中東歴訪を終えるトランプ米大統領に行ったプレゼンテーションの中で明らかにした。
アル・ジャベール氏によると、UAEは米国へのエネルギー投資額を現在の700億ドルから、2035年までに4400億ドルに増やす一方、米国のエネルギー企業もUAEに投資するという。
同氏は「われわれのパートナーは、石油・ガスの上流部門や新しい非在来型(エネルギー)の分野で、600億ドル相当の新規投資を約束している」と語った。
今年3月にUAE高官がトランプ大統領と会談した際、UAEは米国に10年間で1兆4000億ドルを投資する枠組みで合意。ホワイトハウスは声明で、この枠組みは、人工知能(AI)インフラ、半導体、エネルギー、製造業など、「米経済に対するUAEの既存の投資を大幅に増加させる」としていた。
トランプ氏は湾岸諸国歴訪の最後の訪問地であるアブダビで「UAEが米国で支出する意向を発表した1兆4000億ドルを巡り、われわれは大きな進展を遂げている」と発言。
「昨日、われわれは、UAEが米国企業から世界最先端のAI半導体の一部を購入する道筋を設けることでも合意した。これは非常に大きな契約だ」とし「これにより、何十億ドルものビジネスが生まれ、AI分野で真に重要なプレーヤーになるUAEの計画に弾みがつくだろう」と述べた。
「石油やガスも素晴らしいが、AIによって、それに匹敵あるいは凌駕するような分野になるだろう」と語った。
UAEの産業・先端技術相も兼任するアル・ジャベール氏は、ADNOCの国際投資部門XRGが米国の天然ガス分野に多額の投資を行う予定だと述べた。
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