<ロンドン株式市場> まちまちで取引を終えた。FTSE100種(.FTSE)はわずかに上昇。ただ週間での上昇率は3.91%で、約2年5カ月ぶりの大きさだった。
中型株で構成するFTSE250種指数(.FTMC)は17日の取引で0.08%安。週間では3.97%上昇した。
欧州中央銀行(ECB)は主要政策金利の預金金利の引き下げを決めた。3月の英インフレ率が市場予想を下回り、イングランド銀行(英中央銀行)が5月に利下げを決めるとの見方が強まっている。
17日の取引で、FTSE350種住宅建設株指数(.FTNMX402020)は1.28%高。原油価格の値上がりを受けて石油・ガス株指数(.FTNMX601010)は0.54%上昇した。
個別銘柄では、売り上げが好調だった害虫駆除大手レントキル(RTO.L)は5.0%上昇。
価格競争下でも収益力を確保する姿勢を示したスーパーマーケット大手セインズベリー(SBRY.L)は3.5%高。
一方、自動車・部品株指数(.FTNMX401010)は5.33%安。貴金属株指数(.FTNMX551030)は1.98%安と9営業日ぶりに下落。安全資産としての需要による金価格の上昇を背景に、週間では6.58%高だった。
ロンドン株式市場:
<欧州株式市場> 18日と21日の休場を控えて薄商いとなる中、小幅に続落して取引を終えた。ハイテクや銀行株の下げが目立った。トランプ米政権の通商政策の影響が懸念される中、企業業績に関心が集まっている。STOXX欧州600種指数(.STOXX)は週間では、4.03%上昇した。
欧州中央銀行(ECB)は主要政策金利の預金金利を0.25%引き下げ2.25%とすることを決めた。市場予想通りで、利下げ決定は直近の1年間で7回目となる。
フランスの高級ブランド品メーカー、エルメス(HRMS.PA)は3.2%安。四半期決算の売上高が市場予想に届かず、売られた。先に決算発表した同業LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)(LVMH.PA)も売上高が予想を下回っている。
一方、原油の値上がりを受けてSTOXX欧州600種石油・ガス株指数(.SXEP)は1.55%高。
他の個別銘柄では、ドイツのエネルギー関連シーメンス・エナジー(ENR1n.DE)は10.5%高と急伸。通期の業績見通しを上方修正し、買いが膨らんだ。
欧州株式市場:
<ユーロ圏債券> 域内国債利回りが大幅低下した。欧州中央銀行(ECB)が利下げを決め、米関税がユーロ圏経済に打撃を与えるとの見方を示したことを受け、投資家がECBの追加利下げを織り込んだ。
ECBの金利予想に左右されるドイツ2年債利回りは、政策決定直前の約1.81%から1.671%に低下した。終盤では8ベーシスポイント(bp)低下し、2022年末以来の低水準付近となった。
欧州中央銀行(ECB)は17日、主要政策金利の預金金利を予想通り0.25%引き下げ、2.25%とした。声明では「貿易面での緊張に対する市場の否定的でボラタイルな反応は資金調達状況に引き締め効果をもたらす可能性が高い。これらの要因はユーロ圏の経済見通しをさらに悪化させる可能性がある」と警告した。
ECBのラガルド総裁は会見で、ドル安が進む中、ユーロが最近上昇していることで輸入品が安くなり、インフレが抑制される可能性があると述べた。
ユーロ圏の指標であるドイツの10年債利回りは、ECBの発表前は3bp上昇していたが、終盤では4bp低下の2.459%となった。
短期金融市場はECBの主要政策金利が年末までに約1.57%になると予想。発表前の1.71%から大幅に低下した。
イタリア10年債利回りは5bp低下の3.639%と、3月初旬以来の低水準となった。
独伊10年債利回り格差は118bpとなっている。
ユーロ圏金融・債券市場:
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