<ロンドン株式市場> まちまちで取引を終えた。FTSE100種指数(.FTSE)は小幅続落。資源関連株の売りが優勢だった。
中型株で構成するFTSE250種指数(.FTMC)はほぼ横ばい圏の中、0.06%高と上昇を確保した。
金と銅価格の値下がりを受け、FTSE350種貴金属株指数(.FTNMX551030)は1.95%、鉱業株指数(.FTNMX551020)は0.92%、それぞれ下落した。
原油価格が値下がりする中、石油・ガス株指数(.FTNMX601010)は1.15%安だった。
一方、損害保険株指数(.FTNMX303020)は3.93%上昇。世界的な保険市場ロイズ・オブ・ロンドン(ロイズ保険組合)を構成する再保険大手ヒスコックス(HSX.L)が13.4%と急伸。買収の可能性が報じられたことが材料視された。
飲料メーカー、ブリットビック(BVIC.L)は4.5%高。デンマークのビール大手カールスバーグ(CARLb.CO)による買収に同意したと発表したことが材料視された。
英総選挙が終わり、市場の目下の関心は、イングランド銀行(英中央銀行)の8月の金融政策委員会会合での決定に影響する可能性がある週内発表予定の英国内総生産(GDP)に移りつつある。
米連邦制度理事会(FRB)の利下げ開始への期待が高まるかどうか、米消費者物価指数(CPI)にも注目が集まっている。
ロンドン株式市場:
<欧州株式市場> ほぼ横ばいで取引を終えた。フランス国民議会(下院)総選挙の決選投票の結果、予想に反して左派連合が極右を抑えて最大勢力となったが、過半数を占める政党がなく議会の空転が懸念され、フランス株が売られた。
原油価格の下落を受け、STOXX欧州600種石油・ガス株指数(.SXEP)は1.08%安となった。
他の個別銘柄では、ドイツの料理宅配会社デリバリー・ヒーロー(DHER.DE)は7.2%と大幅に下落。欧州連合(EU)の競争法(日本の独占禁止法に相当)に違反しているとして制裁金を科される可能性があるとの発表が嫌気された。
一方、英飲料メーカー、ブリットビック(BVIC.L)は4.5%高。デンマークのビール大手カールスバーグ(CARLb.CO)による買収に同意したと発表したことが材料視された。カールスバーグは3.3%上げた。
今週は、今後の利下げ見通しに影響する可能性がある米国の消費者物価指数(CPI)の発表に注目が集まるほか、ドイツもCPIの確報値の公表を予定している。
欧州株式市場:
<ユーロ圏債券> フランス国債利回りが2週間ぶりの水準に沈んだ。7日投開票されたフランス国民議会(下院)総選挙で予想に反して左派連合が極右を抑えて最大勢力となったことで、ハングパーラメント(宙づり議会)になる見通しとなった。
フランス国債のリスクプレミアムは6月下旬、極右政党「国民連合(RN)」の財政政策を巡る懸念から2012年のユーロ圏債務危機以来の高水準を付けていたが、この日約1カ月ぶりの低水準となった。
取引終盤、フランス10年債利回りは4ベーシスポイント(bp)低下の3.174%。一時、6月26日以来の低水準となる3.166%まで低下する場面もあった。
ドイツ10年債利回りは1bp低下の2.517%。独仏10年債利回り格差は66bp。一時、6月13日以来となる63.7bpまで縮小した。
イタリア10年債利回りは5bp低下の3.891%。独伊10年債利回り格差は137bpと3bp縮小した。
市場では米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の行方の手がかりを得ようと、9日にパウエルFRB議長が行う議会証言のほか、11日に発表される消費者物価指数(CPI)が注目されている。
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