[5日 ロイター] - アジア新興国通貨は下落。インドネシアルピアは過去最安値を更新した。米国とイランがホルムズ海峡の支配権を巡って新たな攻撃を開始したことを受けた。
原油価格は1バレル=113ドル超で推移している。
米国とイランの行動は、4月初めに発効した脆弱な米イラン停戦以降で最も深刻な事態の悪化で、金融市場に警戒感が広がった。
DBSの為替・クレジットストラテジスト、チャン・ウェイ・リャン氏は「米国がホルムズ海峡を通過する船舶の誘導を開始する中、同海峡で米国とイランが交戦したことを受け、市場はリスク取引を縮小している」と指摘。
インドルピー、インドネシアルピア、タイバーツなどアジアの輸入国通貨にさらなる圧力がかかる可能性があるとの見方を示した。
ルピアは1ドル=1万7430ルピアと過去最安値を更新。6営業日連続の下落となった。同通貨は中東紛争で最も大きな打撃を受けているアジア通貨の一つで、紛争が始まって以降約3.8%下落している。
フィリピンペソは0.2%下落し、4日に付けた過去最安値の1ドル=61.726ペソからそう遠くない水準。ペソは紛争開始以来約7%下落しており、下落率はアジア通貨で最大となっている。
タイバーツは1ドル=32.74バーツまで下落した。同通貨は今年に入ってこれまでに3.9%下落している。
韓国と中国の市場は祝日のため休場。
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