
9月22日、サントンにある小売店で撮影(2025年 ロイター/シフィウェ・シベコ)
[プレトリア 12日 ロイター] - 南アフリカは12日、インフレ目標を従来の3─6%から3%プラスマイナス1%ポイントに引き下げた。25年ぶりの調整となり、即日実施される。
中間予算見直しで発表したゴトングワーナ財務相は、これにより時間の経過とともにインフレ期待が低下し、金利引き下げ余地が生まれると述べた。7月には、南アフリカ準備銀行(SARB、中央銀行)のハニャホ総裁が目標レンジでなく下限を目指すと発言していた。
ただゴトングワーナ氏は、新目標は2年かけて実施すると説明。これにより中銀の目標達成に一定の余裕ができ、企業や労働組合などの経済主体が調整に時間をかけられるとの考えを示した。
財務省と中銀は共同声明で、この許容範囲により予想外のインフレショックへの対応が可能になる柔軟性がもたらされると説明した。
スタンダード・チャータードのアフリカ・中東地域調査責任者、ラジア・カーン氏は、今回の調整は改革に対する政府のコミットメントを裏付けるもので、中銀が来週行う金融政策決定会合で利下げする余地をもたらすとの見通しを示した。
今回の調整は、経済成長と歳入の抑制につながる可能性がある一方、債務返済額も抑制する可能性があり、財政への短期的な影響はまちまちとみられている。
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