NY市場サマリー(13日)ダウ急反発433ドル高、利回り低下

[13日 ロイター] - <為替> ドルが横ばい。朝方発表された4月の米卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は大きく上昇し、インフレ高進の兆候を改めて示唆した。
米PPIは前年同月比では6.2%上昇と、3月の4.2%から加速し、2010年の統計改定以来の大幅な伸びとなった。 もっと見る
終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数はほぼ変わらずの90.741。
ユーロ/ドルは0.05%高の1.2076ドル。
ドル/円は0.26%安の109.48円。
米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は13日、物価の伸びが向こう2年間、2.25─2.5%の間で推移するとの見通しを示しつつも、金融政策の変更を検討する前に「さらに数カ月分のデータ」が必要だという考えを示した。 もっと見る
リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、米景気回復が軌道から外れないようにするためには、人々に労働参加を促すことが重要になると表明した。 もっと見る
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.47%安の4万8632ドル。
NY外為市場:
<債券> 国債利回りが低下した。長期債利回りはこれまで4営業日連続で上昇。4月の米卸売物価指数が上昇し、週間新規失業保険申請件数も改善したものの、市場では一時的な改善なのか、新たなトレンドなのか見極めようとする動きが出ている。
この日はリッチモンド地区連銀のバーキン総裁が長期的なインフレ高進の可能性を否定。ウォラーFRB理事は、直近の低調な雇用統計やインフレ率の上昇が一時的であることを確認するため、金融政策の変更を検討する前に「さらに数カ月分のデータ」が必要だと述べた。 もっと見る
10年債利回りは3.2ベーシスポイント(bp)低下の1.671%。一時は1.707%と、4月6日以来の水準に上昇していた。
30年債利回りは1bp低下の2.406%。
物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で、期待インフレ率を示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は、5年物が2.685%、10年物が2.543%。
この日に実施された270億ドルの30年債入札は、最高落札利回りが2.395%、応札倍率が2.22倍。堅調だった前日の10年債入札とは対照的な結果になった。
米金融・債券市場:
<株式> 主要株価3指数がそろって反発。ダウ工業株30種(.DJI), opens new tabは433ドル値上がりして取引を終えた。前日まで売りが続く中、この日は新規失業保険申請件数の改善を手掛かりに安値拾いの買いが入った。
S&P総合500種(.SPX), opens new tabは1カ月以上ぶりの大幅な上昇率を記録した。ナスダック総合(.IXIC), opens new tabはテスラ株(TSLA.O), opens new tabの下げが重しとなり、比較的小幅な上昇にとどまった。
経済再開による恩恵を受けやすいシクリカル(景気循環)銘柄の上げが目立った。
最近の指標で材料や労働力の不足が示される中、インフレ懸念が高まっているが、この日は小型株(.RUT), opens new tabや半導体株(.SOX), opens new tab、運輸株(.DJT), opens new tabが買われ、楽観ムードが優勢となった。
米労働省が13日に発表した8日までの1週間の新規失業保険申請件数は47万3000件と、前週の50万7000件から改善し、新型コロナウイルスの感染第1波に見舞われた昨年3月中旬以降で最低となった。ただ、労働力不足が深刻化する中で、各企業とも従業員の引き留めに頭を悩ませている。 もっと見る
同省発表の4月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比6.2%上昇。3月の4.2%から加速し、2010年の統計改定以来の大幅な伸びとなった。 もっと見る
米国株式市場:
<金先物> 米長期金利の低下を眺めて押し目買いが入り、3日ぶりに反発した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比1.20ドル(0.07%)高の1オンス=1824.00ドル。
NY貴金属:
<米原油先物> 米石油パイプラインの稼働再開などを背景に売られ、5営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比2.26ドル(3.42%)安の1バレル=63.82ドルだった。7月物は2.26ドル安の63.84ドルとなった。
NYMEXエネルギー:

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