[ロンドン 25日 ロイター] - ユーロ圏金融・債券市場では、域内国債利回りが低下した。イラン紛争終結に向けた進展の兆しを受けて原油価格が下落する中、イタリア国債が持ち直したことが主因。同国債はイラン戦争開始以降、最も大きな打撃を受けてきた。
世界の債券市場と株式市場は今週に入って回復基調にある。米政府がイランに中東戦争終結に向けた15項目 の和平案を送ったとの報道も、さらなる追い風となった。
ユーロ圏の指標金利であるドイツの10年債利回りは6ベーシスポイント(bp)低下の2.953%。1日としては昨年10月以来の低下幅となる見通し。
欧州中央銀行(ECB)の政策金利見通しに敏感な独2年債利回りは3bp低下の2.612%。
イタリア10年債利回りは9bp低下の3.842%。米・イスラエルが2月28日にイランへの空爆を開始して以来、イタリア国債利回りは55bp超上昇。イタリアは他の多くの近隣諸国よりも化石燃料の輸入に依存している。
ソシエテ・ジェネラルの企業調査部門責任者、ケネス・ブロー氏は「これは全般的なリスク選好の問題だと思う。ベータ値の高い資産は、イタリアやギリシャを含め、全てアウトパフォームしている」と指摘。ただ、「和平交渉が行われなかったり、進展が見られなかったりすれば、こうした動きは一時的なものに終わる可能性がある」との見方も示した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」