[イスラマバード 20日 ロイター] 一部地域で1日20時間に及ぶ停電が続くパキスタンで、関係閣僚2人が記者会見を行い、電気料金の引き上げ以外に打つ手はなさそうだと開き直った。
電力不足は暴力的な抗議デモを引き起こし、主要産業の活動にも支障が出ており、数十万人の雇用に影響している。
高失業率や景気低迷、広範囲に及ぶ貧困や反政府武装勢力タリバンの動きに苦しむ同国だが、停電によって多くの家庭ではエアコンを作動させることはおろか、水のくみ上げもできず、最高気温40度を超える暑さの中で健康への影響も懸念される。
地紙デーリー・タイムズによると、閣僚2人はラホールで記者会見を開き、「危機を克服できる能力がない」ことを表明。「財政的制約を問題解決に向けた大きなハードル、無能力さを小さなハードルと呼び」、「実態を示しつつ電気とガスの値上げ方針を発表した」という。
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