
10月8日 米国の人工知能(AI)開発企業オープンAIとアンソロピックは、数十億ドル規模になる可能性のある訴訟を解決するため投資家の資金を利用することを検討している。写真はオープンAIのロゴ。2024年5月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[8日 ロイター] - 米国の人工知能(AI)開発企業オープンAIとアンソロピックは、数十億ドル規模になる可能性のある訴訟を解決するため投資家の資金を利用することを検討している。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が8日に報じた。
著作権者は、オープンAI、マイクロソフト(MSFT.O)、メタ・プラットフォームズ(META.O)を含むテック企業に対し、AIシステムを訓練するために著作物を無断で使用したとして、一連の高額訴訟を起こしている。
FTが関係筋の話として伝えたところによると、保険ブローカー大手のエーオンを起用したオープンAIは、新たなAIリスクに対して最大3億ドルの補償を確保。ただ、別の関係筋はこの数字はかなり低いと主張したという。
同紙は、一連の数十億ドル規模の訴訟による潜在的な損失から守るために必要な補償額にはるかに及ばないという点では全員の意見が一致したと伝えている。
オープンAIは投資家の資金を確保することで「自家保険」を検討。大企業がリスクを管理するために使用する「キャプティブ」と呼ばれる保険子会社の設立について議論しているという。
オープンAI、アンソロピック、エーオンはロイターのコメント要請に今のところ応じていない。
FTによると、アンソロピックは潜在的な和解をカバーするために自己資金を一部使用している。
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